ミネラル豊富な沖縄野菜を食べよう

沖縄独自の島野菜

沖縄には、本土に無い野菜が栽培されています。
例えば沖縄独自のらっきょうの種類である「島らっきょう」や、南西諸島に自生するヨモギの「フーチバー」などがあります。

他にもあまり関西では食べないンジャナ、ハンダマやンスナバー、ナーベラーなど、様々な沖縄野菜が存在し、それらはまとめて「島野菜」と呼ばれています。
中でも「カンダバー」や「紅芋」、「ウンチェーバー」は植物防疫法により県外への持ち出しが禁止されています。

実際は沖縄限定の野菜ではない場合もあります。
例えばキク科の多年草である「ンジャナ」は、ホソバワダンという別名があり、島根県や山口県など日本海側の温かい地域でも見られます。
しかし沖縄以外ではあまり食用にしていないため、島野菜という認識になっています。

またゴーヤは元々島野菜として代表的なものでしたが、全国的に人気が出たため、沖縄以外でもよく栽培されるようになっています。

沖縄野菜の栄養

沖縄野菜は、本土の野菜と比較して味や色が濃く、ビタミンやミネラルが豊富という特徴があります。
特に沖縄は土壌にサンゴ質が混じるためミネラルが多く、沖縄で育てられる野菜もミネラル豊富になるのです。

また沖縄では昔から「薬食同源」と言われ、体にいい野草や野菜を体調に合わせて食べることで、薬を飲まずに体調を整える、ということが行われてきました。

最近では、ゴーヤや長命草などの豊富な栄養が注目されており、沖縄野菜の青汁やサプリメントの人気が出ています。
中には凝固剤を使用せず、無農薬無添加でこだわって作られているサプリメントもあります。
■沖縄野菜の無添加サプリ<なちゅらだま>

沖縄野菜を配送してくれるサービスもありますが、植物防疫法により生のままだと持ち出しができないものもあります。そのため加工食品として摂取するしかありません。

ですが沖縄に行くと、なんでもない定食屋で沖縄野菜のメニューが並んでいることも珍しくありません。
沖縄に旅行に行く機会があれば、地元の人が行くような定食屋を訪れて、沖縄野菜を食べてみてはいかがでしょうか。